2007年08月12日

シャープ候補地で知名度アップ。出光跡地

出光興産兵庫製油所跡地(姫路市飾磨区

シャープに工場を建設することで、工業用地としての堺の魅力が世間に知られ、問い合わせが殺到しているそうです。

シャープ特需? 堺の工業用地、問い合わせ殺到(YOMIURI ONLINE)
大阪府の外郭団体が売り出しても見向きもされなかった堺市の工業用地が、シャープの世界最大級の液晶パネル工場進出決定で一躍脚光を浴びだした。
(中略)
府南部の臨海部は北部に比べて地価が低かったが、関西空港の第2滑走路供用で、アジア貿易の拠点となることも見込まれ、シャープの工場建設を契機に、今後の地価上昇は避けられない」と言う。

別に2本目の滑走路ができようができまいが、すでに成田と関空は金額ベースで輸出入の主要ゲートウェイになっています。なぜ人はそういうことから目をそむけるのでしょうか。シャープ進出で、多少目が覚めたということでしょうか。

姫路にも影響が出ています。シャープの有力候補地として最後までマスメディアで報じられたことで、知名度がアップし、他の企業からも問い合わせが来ているそうです。

シャープ誘致敗北逆手に売り込み 県と出光(神戸新聞)
工場用地として知名度がアップし、他の企業から問い合わせもあるという。シャープによる「告知効果」をてこに巻き返しを図ろうと、定期的に情報交換するなど連携に乗り出す。
(中略)
こうした県の動きに、姫路市も連動。シャープの進出計画が浮上したのを機に、優遇策の見直しを始めた。現在、進出企業の固定資産税を三年間免除しているが、期間の延長などを検討しており、「土地が切り売りされたりしないように、市としても出光側と情報交換して連携を深めたい」としている。

シャープだってたまたま既存工場や研究所に近かった堺を選んだだけで、ほとんど姫路に決めかけていた。つまり姫路を評価していたわけです。
シャープは姫路の何を評価していたのでしょうか?
固定資産の免除延長なんかの叩き売り策を講じる前に、姫路の再評価を進めることが重要です。

レクサスのような高級車を売るのに、値引きするより、その車の価値を顧客に理解してもらうことが何倍も重要。優秀な営業マンなら、決して値引きはしないでしょう。
車を売ってるほうは、最初は顧客にとっての車の真の魅力を知っているわけではありません。それを顧客との対話の中で見つけ、「レクサスはこういうところがお客様にとっていいのですよ」ということを説明できるかどうかが重要です。

固定資産の免除延長なんてのは、レクサスの叩き売りと同じで、自殺行為です。シャープが姫路のどこに魅力を感じたかを知ることと、同様の効果をもたらす顧客にセールスできるかどうかが重要です。

参考
IBMパソコン撤退で、「神戸」が見える(ひめナビブログ) - 貿易の主役が横浜神戸から、成田や関空に移行しつつあります。2003年に、貿易額で神戸は関空に追いつかれ、横浜は成田の半分になりました。(ブログより)

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Posted by miki at 09:12Comments(0)企業