2007年07月07日

売上よりプロセスが大事



全国に575店舗を展開するベビー・子供用品チェーン店、西松屋チェーン(本社:姫路市飾東町)は、少子化どこふく風の、12年連続増収増益です。
これだけ安定した成長をするためには、理由があるはず。それは、「絶えざる改善改革」だと社長の大村さんは言います。
しかし大村さんが、ドラマ・華麗なる一族のモデルとされる山陽特殊製鋼(本社:姫路市飾磨区)から西松屋チェーンに移った1985年には、同社に改善改革の意識がなく、「とにかく売り上げさえ上げていれば」プロセスは二の次だったといいます。

【ヒト物語】西松屋チェーン社長 大村禎史さん(asahi.com)
メーカーは合理化や生産性向上に業務の重点を置いていたが、同社は「右から左へものを動かすだけで、その場その場でしか考えていない」と思った。改善や改革の意識も希薄だった。
変えなければいけない、と思っても、社員たちの意識はすぐには変わらなかった。会社設立当初からの古参の社員もいて、反発も強かったという。「とにかく売り上げさえ上げていれば」という意識が強く、プロセスは二の次、という風潮だった。

asahi.comの記事は、西松屋チェーンが「絶えざる改善、改革」を行う企業に変化していった様子をうまくまとめています。ホームランバッターではなく、絶えざるヒットを打ち続けなければ世界のイチローにはなれないという日本企業の本質を、この記事は伝えている気がします。

参考
急成長企業 西松屋チェーンの秘密(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 09:50Comments(0)企業