2007年06月23日

続落する姫路の地価

県立大姫路新在家キャンパス姫路市新在家

日本の地価は15年間下がり続けていましたが、今年の調査では16年ぶりにわずかながら上昇したそうです。しかしこの調査も、三大都市圏(東京、大阪、名古屋)の調査地点が多いため平均が上昇したもので、日本全体を見れば続落している都市がほとんどです。(人口10万以上の市の対前年変動率
姫路も例に漏れず、前年比1.6%(住宅地)の続落でした。

昨年から今年にかけて最も地価を下げた住宅地は、上手野(4.8%)。
昨年と調査地点が同一の80箇所のうち、72箇所が下落、6箇所が横ばい、2箇所が僅かな上昇。
地価が上昇したのは県立大姫路新在家キャンパス(旧姫路短大)の近く、新在家中の町と、JR新駅開設を控えた勝原区熊見でした。

高度経済成長の時に起きた住宅不足のような現象は、人口減少社会の現代には考えられません。また、マイカーが普及したため極端な土地の優劣ができにくくなっているので、地域的な調整や一時的な調整はあるものの、今後土地価格が全国的に上がるようなことは考えにくいので、今後も安定して下がっていくのではないでしょうか。

三大都市圏で土地が上がるが、地方は落ち着いているというのは、三大都市圏ではそれほど住宅地の優劣が利便性に直結していて、地方はマイカーのおかげで差がなくなっているという面があります。
三大都市圏に住んでいるマスコミ関係者は、なかなかそういうこと言いませんが。

参考
姫路の地価 - 毎年、無料のオフィスソフトOpenOfficeでソートして作成しています。今年はちょっと遅くなったのですが、昨晩夜なべしてつくりました。「誰に頼まれたわけでもないのに良くやるよ」と、家族に呆れられてます。
京都、大阪の路線価上昇。神戸は低迷(ひめナビブログ) - 鉄道中心社会の大都市部と、地方の路線価を比べて格差が拡大していたとしても、それをそのまま都市の勢いの格差と読み換えるわけにはいきません。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)社会