2007年01月06日

姫路が神戸から独立。誕生!姫路海上保安部

  姫路港


全国で68番目の海上保安部が、姫路に誕生しました。

姫路海上保安署が海上保安部に昇格(海上保安庁)
播磨工業地帯の中枢であり、物流拠点として地域経済社会の発展に重要な役割を担っている姫路港において、海上保安業務に関し、関係官庁、地方公共団体及び関係機関等とのより緊密な連携体制の構築を図るとともに、事案即応体制を拡充するため、「神戸海上保安部姫路海上保安署」を、平成19年1月1日に「姫路海上保安部」に格上げいたします。

播磨灘の保安業務強化 「署」から昇格 姫路海上保安部(SankeiWEB)
従来は神戸海上保安部に属していたが、沿岸に工業地帯を抱え、船舶の航行が多い播磨灘での保安業務を強化するねらいで独立。職員13人を増員し、灯台見回り船も新たに配備。東播磨海上保安署も神戸海上保安部から移管し、播磨灘エリアを一括して担当する。

姫路港周辺だけでなく、播磨灘を一括して姫路で面倒見るように変更するということのようです。
最近、姫路港を中心に景気のいい話が続きます。背景には、播磨工業地帯の復権があります。

新・成長地帯 −よみがえる地域経済(神戸新聞)
播磨工業地帯の要として君臨してきた新日本製鉄広畑製鉄所姫路市広畑区)。一九三九(昭和十四)年、前身の日本製鉄が高炉を建造して以来、国内有数の鉄鋼製品の供給拠点として国内外の製造業を支えてきた。
生産合理化で九三年に高炉を休止したが、今でも高級鋼板の製造拠点として、年間二百五十万トンの鋼材を生産している。世界的な自動車・船舶業界の好況を受け、フル生産が続く。
減少の一途だった従業者数は二〇〇五年はピーク時(六三年)の一割弱の千二百十人となったが、今、再び上昇に転じている。
(中略)
生産設備の新設は二十二年ぶりだ。「世界に誇りうる新日鉄広畑の姿が今、ここに戻ってきた」。

神戸市に迫る経済規模(播磨臨海地域道路網協議会)
播磨臨海地域の純生産額は、昭和50(1975)年の1,120億円(兵庫県内シェア約20%)から平成9(1997)年には3,831億円(同シェア約24%)へと、3.4倍の規模に成長しています。この成長振りは神戸市を凌ぐ勢いであり、兵庫県内における位置づけは着実に高まっているといえます。

「新しい成長地帯・播磨が日本経済を牽引するから、国も姫路港を中心にインフラを整備する」という構図がここにあります。

参考
姫路港の旅客船乗り場を集約(ひめナビブログ)
空港、港湾アクセスはインターまで10分以内(ひめナビブログ) - 姫路港など全国16箇所の重要拠点を国が整備中。
輸出額過去最高の姫路港(ひめナビブログ)
兵庫県の経済を牽引する姫路(ひめナビブログ) - 有効求人倍率で、姫路と阪神・神戸との格差が広がっています。
景気のいい話(ひめナビブログ) - 新日鉄広畑が巨額の設備投資と積極採用に動き出しました。
鉄の新しい時代がきた(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 00:02Comments(0)政治