2006年11月01日

ゲートウェイ、ハブ港湾から「ダイレクト」へ

  かつての世界的代表港・神戸港神戸観光壁紙写真集

 「米中1万キロ・売れ筋商品を急送せよ」(NHKスペシャル)を見ました。
世界の貿易量が増え海上輸送量が激増している。今、船はどれだけ作っても足りない状態。

番組では、在庫を持たないジャストインタイムが米国衣料品チェーンにまで導入され、中国の生産工場から香港の港まで渋滞に巻き込まれながら流行のブーツを運ぶトラックなど、時間と闘う人々の姿を映していました。
番組の中で、時間との闘いは頂点に達し、コストが10倍かかる空輸に切り替えるシーンもありました。 

確かに時間にシビアにならなければ、大きな船に大量の積荷を満載するため拠点港に集めて輸送すればコストを抑えることができるでしょう。しかしテレビで描かれる時間との闘いは、そんな悠長なことが許されるとは思えません。

こうした中、かつては世界を代表する港だった神戸港がシェアを落とし続けています。

神戸港、4年連続シェア低下へ・06年、輸出など伸び悩み(NIKKEI NET)
広島港姫路港などが港湾設備を拡充し定期航路の開設に力を入れており、「ここ数年神戸港の伸び率は中四国の中堅港に比べ低くなった」(神戸税関 )という。

いちいち集積地の神戸まで運ぶんじゃなくて、広島に必要な荷物は広島で、姫路から運ぶ荷物は姫路から、というふうにダイレクトな物流が選択されるようになったのでしょう。

参考
空港、港湾アクセスはインターまで10分以内(ひめナビブログ)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります  

Posted by miki at 01:20Comments(2)交通