2006年09月04日

空港、港湾アクセスはインターまで10分以内

 特定重要港湾姫路港

一般的に、重要な空港・港湾は高速道路のインターチェンジの近くにあります。(参考 伊丹空港のサイト
そのため、阪神高速京橋インターから遥かかなたの海上にある神戸空港に行く空港バスは、姫路から伊丹空港に行くのと同じか、渋滞でむしろ時間がかかります。もっとも、京橋インターの出口には信号すらありませんから、出口で混雑し、それ以前のレベルの問題ですが。

姫路駅→伊丹空港間の空港バス所要時間は80分(帰りは75分)ですが、時間の内訳は、

姫路駅 →花田インター 20分(※)
花田インター →中国池田インター 50分 (播但道山陽道中国道を経由し、途中3箇所の停車を含む)
中国池田インター → 伊丹空港 10分(帰りは5分)

つまり空港や港とインターチェンジの間の時間が、全体の所要時間に大きく影響します。

いま国土交通省がもっとも力を入れているのは、空港や港などの物流拠点までのアクセスを改善することで、(新しい空港を整備するのと並行して、)現在ある空港や港の力も発揮し、全体として航空・港湾需要に対応していくことです。
そこで、国際競争力を強化するため全国16の重要拠点のアクセスを整備することにしました。

空港・港湾のアクセス改善 国交省、姫路港など整備(神戸新聞)

全国の重要な拠点空港・港は67箇所ありますが、主要幹線の高速道路や自動車専用道路のインターから10分以内で到達できるのは、米国91%、ヨーロッパ84%に対して66%しかありません。
今回整備する16箇所には特定重要港湾の姫路港が含まれており、ますます姫路港が重要な位置を占めることになります。


姫路駅-花田間にバス専用レーンを設定し、一般車の乗り入れを厳しく制限してほしいものです。

P.S.
兵庫県のサイトが一新され、計画中の播磨空港のページも更新されました。

参考
空港などへの接続改善、16拠点対象に整備(YOMIURI ONLINE) - 対象となるのは、函館松山那覇の3空港と、釧路伏木富山三河、四日市、姫路、水島、広島、岩国、下関徳島小松島高知新大分鹿児島の13港。(記事より)
輸出額過去最高の姫路港(ひめナビブログ) - 全国に23しかない特定重要港湾・姫路港の経済波及効果は1.5兆円で、姫路市内の仕事量の4割。

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Posted by miki at 00:04Comments(4)交通