2006年08月20日

ロンドンの空港で見た日本語

 姫路城への案内標識(JR姫路駅西側南北通路で)

6年前に1人でヨーロッパに行かなくてはならなくなり、関西空港からロンドン経由でドイツデュッセルドルフに向かいました。

ロンドンのヒースロー空港は、とても広い空港で、乗り継ぎも空港内バスを使います。
バスに乗ったり降りたり、エスカレーターに乗ったり降りたりと、迷子になりそうです。
一旦迷ってしまったら、空港が広い分、時間が経ってしまい乗り換え便に間に合わなくなる恐れもあります。

英語が堪能であれば問題ないのかもしれませんが、私の場合はそうではありません。

そんなとき、ヒースロー空港のある一角に、日本語で案内の張り紙がしてありました。英語一色の空港の中で、その一枚の張り紙がどれほど頼もしく思えたことか。

ちょっと迷ったりした時、また、迷わなくても、そういう表記を見た時、「自分たちのことを考えてくれているんだ」と感じるだけで、その国のことを好きになるかもしれません。姫路市内で、英語はまだしも韓国語や中国語の案内標識を見ることはまだ少ないですが、たった1枚の標識で、その国に親近感を持ったり、好きになったりすることもあるのではないでしょうか。

P.S.
ドイツに行くと、ドイツ語だけで英語の表記がないことがあります。最初困ったのが、ドイツのトイレ。男性用は「H」と書いてあることがありますが、知りませんでした。ドアも、「PUSH」「PULL」と書いてあればわかりますが、ドイツ語で書いてあると「押しても駄目なら引いてみな」方式になります。
ドイツに行くと、英語を見るとホッとします。中学・高校で英語の読み書きを普通にやっているだけで、かなりの情報量があり、それを実感する瞬間です。
逆に、海外から日本に来る非英語圏のかたでも、せめて英語の表記があるだけでだいぶ違うと思います。新幹線やJR在来線はそこそこ表記がありますが、山陽電車や路線バスは不十分です。(ドイツでも状況は似たようなものです)
韓国語や中国語までは言いませんが、韓国や中国のかたにとっても、せめて英語表記をして、日本を「好き」になってほしいと思います。

参考
読めない不自由(MEDINT便り) -
私たちの周りにも漢字表記しかない案内がたくさんあります。それを見た非漢字圏から来た人々はどのように感じるか・・ソウルで少しだけわかったような気がします。(ブログより)
8年かけ姫路の顔に。城周辺観光ループバス(ひめナビブログ)- 九州新幹線のように多国語対応とまでは言いませんが、せめて国際共通語である英語のアナウンスが必要ではないかと思います。運転手も、好古園に行くにはどこで降りるのかと聞かれて、「TSUGI」と言うんじゃなくて、「NEXT」ぐらいは言って欲しいです。(ブログより)

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Posted by miki at 09:11Comments(2)観光