2006年07月31日

仕上げは木造建築物のメッカ・播磨で。米国地震対策プロジェクト

  E−ディフェンス播磨三木市

夏休みと言えば、ラジオ体操というイメージがありますが、今時のラジオ体操は7月一杯、つまり今日で終わるそうです。自分が小学生の時は、もっと行ったと思うんですが・・。
と思っていたら、8月21日に姫路城三の丸広場でラジオ体操の生中継をやるようです。(参考 ラジオ体操
ラジオ体操は、アメリカのメトロポリタン生命保険会社が広告放送として放送していたものを、日本が真似て始めたそうです。
規則正しいラジオ体操のイメージとアメリカ人は、あまり合わない気がします。

ところで、三匹のこぶたという民話があります。三匹はそれぞれ、ワラ木造レンガの家を建てますが、賢いこぶたはレンガで建てるというお話です。木造住宅の多い日本にとっては、聞き捨てならない(?)お話ですが、世界的に見れば、先進国はレンガ造りの家が多いのかな?というぐらいのイメージがありました。しかし、実際はどうなのでしょうか・・。

三匹のこぶたにみる建築技術によれば、この民話は石やレンガ造りを好むイギリス民話だろうとのこと。ヨーロッパは地中海沿岸地域はともかく、元来、北欧では木造が多いようです。
4世紀にイギリスはローマ帝国に支配され、ローマ様式の大規模な石造建築の技術を輸入します。レンガもこの頃ローマ人が持ち込んだ技術で、のちに産業革命のシンボルとしてレンガ造りの建物が増えました。地震は少ないが、ロンドン大火の経験から耐火性を重視したイギリス人は、石やレンガ造りの家を好むようになったとか。

しかしアメリカは、ツーバイフォー工法の生みの親だけに、木造が多いのでしょうか、昨年から、米国で木造住宅のビックプロジェクトがスタートしています。

木造住宅を建設、破壊実験へ 米地震対策プロジェクト(CNN.com)
米技術者らが昨年から、大掛かりな実験に取り組んでいる。地震に強い住宅を研究するプロジェクトの一環で、数年後には日本の実験施設も利用する計画だ。

播磨には世界最大の耐震実験装置・E-ディフェンスがあり、米国のビッグプロジェクトも最後の総仕上げは、この施設が頼り。現存する世界最高峰の木造建築物、世界遺産・姫路城を有する播磨の地で、このプロジェクトが成功を収めることを祈ります。

参考
E−ディフェンス(納得の家づくり)
E-Defense(E−ディフェンス)(雑草営業マンの奮闘記)

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Posted by miki at 00:12Comments(1)社会