2005年05月12日

山陽電鉄など私鉄は安全か?

 私鉄のシステムは進んでいる?

JRは神戸線(山陽本線)でも、速度オーバーで自動停止が作動するのは主要駅付近のみだったということがわかってきたみたいです。
宝塚線(福知山線)ほどのカーブはないみたいですが、新快速のあのスピードでほとんど運転手に任されているというのは、なんだか怖いですね。ダイヤを全面的に見直す話が出ているようですが、一日も早く無理のないダイヤに変更してほしいものです。

一方私鉄のほうも、JRとの競争関係もあり、昔よりも停車時間が削られているように思います。山陽電鉄でも昔は東二見でのんびり運転手が交代していた記憶があります。

ところで、神戸新聞によると、山陽電鉄は新幹線のATCに近いシステムが採用されているようです。

関西の阪急、阪神、山陽、能勢の各社は、区間ごとに適切な速度を電車に伝え、速度超過を修正する「高周波連続誘導階段制御方式」を整備。新幹線などのATCに近いシステムとされる。阪神や山陽は「現行のシステムの方が安全性は高いのだが…」と戸惑いを隠せない。

システムは優れているにこしたことはありませんが、山陽電鉄は20年前、当時乗り入れていた阪急六甲駅で運転手がATSを切って衝突事故を起こしました。JR事故を機にいま一度、運用を含めた安全面を再確認してほしいものです。

P.S.
余談ですが、山陽電鉄(阪急、阪神等)は新幹線と同じレール幅。それに対してJRや南海、ほとんどの関東私鉄は狭軌(レール幅が狭い)。普通に考えたら、レール幅が広いほうが転覆しにくいと思いますが、狭軌のJRのほうがよほど高速運転をしてますね。

参考
新快速は怖い

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Posted by miki at 00:11Comments(0)鉄道