2005年01月19日

小型航空機の時代



首都圏に、成田、羽田に続く第3の空港ができます。石原都知事が公約に掲げていた、横田基地の軍民共用化。東京都西部、中央線立川駅から北西部7キロ程のかなり便利な場所にあります。JR東福生駅にも隣接していますから、東京から新宿を経由して直通快速を走らせれば、羽田より便利になるかもしれません。現在は新宿から立川まで、特別快速で26分です。

民間機1日15便運航計画 騒音対策など課題

さらに羽田の再拡張が予定されていて、首都圏で不足していた空港のキャパシティが一挙に解消されます。

これまでは、「大型機による頻度の少ない運航」が日本の大手航空会社の体制でした。首都圏の旺盛な航空需要に対し、羽田だけで対応してきたため、地方空港から首都圏に乗り入れたくても乗り入れられません。本来なら、小型機で何便も飛ばしたいところですが、枠が無いため、泣く泣く大型機で乗り入れていました。

一説によると、1日5便までは、便数を増やすと、それ以上にお客さんが増えるとか。400人乗りの飛行機を1便飛ばすより、200人乗りの飛行機を2便飛ばしたほうが、客が増えるということです。

「小型機による多頻度運航」は欧米では既に潮流になっていますが、日本でも首都圏の空港キャパシティが改善されればこうした流れになり、経営が苦しい地方空港もよみがえる可能性があります。

参考 航空自由化の進展と空港大改革

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Posted by miki at 21:59Comments(2)航空